イタリアの収穫祭

自慢の地方料理を楽しもう!
 収穫の秋、イタリア中の地方都市や農村では「サグラ」と呼ばれる祭が行われる。テーマは地方料理と特産食材。大抵は街の中心広場に大きなテントが張られ、椅子、テーブルが並び、名物料理を提供する仮設トラットリアができる。そして特産品を売る屋台、籤引きやゲームのテント、メリーゴーランドなどが周りに置かれ、ロープで区切られたダンス会場(広場の一角)では舞台にバンドが陣取る。涼しくて気持の良い秋の夕暮れ、人々が三々五々準備の整った会場に集まってくる。アルバ地方の「白トリフ祭」やバローロの「ワイン祭」など有名なものになると、遠くから訪れる人も多い。一通り会場を見渡すと、まずトラットリアで地元のワインを傾け、自慢の料理を楽しむ。後はゲーム、買い物、ダンスなど、子供も大人も夜更けまで遊ぶ。
 今回はアオスタ、ピエモンテ、ロンバルディア、トレンティーノ・アルト・アディジェ、ヴェネト、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアの北イタリア6州を対象に調べてみた。9月に一番多いのが葡萄の収穫祭で、勿論主役はワインだ。白ワインの産地ではソアヴェ、赤ワインでは前記のバローロが代表的なもの。バッサーノ・デル・グラッパ(ヴェネト州)の「グラッパ祭」も行く価値あり。トレヴィーゾ(ヴェネト州)近郊では林檎、生ハム・メロンなどのサグラがあり、ミラノ郊外で行われるじゃがいもやポルチーニ茸のものも面白い。また、チーズの産地アオスタでは「フォンティーナ・チーズ」、ヴェネツィア近郊では有名な地方料理「ポレンタ・エ・オゼイ(小鳥の串焼きにポレンタを添えた料理)」をテーマに、ドロミテ山脈のベッルーノでは豆料理のサグラが開かれる。
 10月になると各地で「焼き栗祭」が一斉に開催され、他にはトリフやポレンタを題材とするものもある。旅行中に機会があれば、ぜひ覗いてみよう。詳しい情報は各地のツーリストインフォメーションで。


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